髭剃りとニキビの関係

髭剃りが原因でニキビができることがありますが、髭剃りを日常的に行ないながら、ニキビを防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか。今回は、髭剃りによるニキビの原因とケア方法についてご紹介します。

どうして！？ 髭剃りでニキビできるワケとは？

顔のニキビは、ニキビの原因菌であるアクネ菌の増殖により起こります。そしてアクネ菌は髭剃りによって肌に傷ができた際に増殖し、ニキビを作ります。

髭剃りが肌を傷つけるワケ

髭剃りの際に、T字カミソリや電気シェーバーを使う方は多いでしょう。T字カミソリは肌を削りながら毛を剃るため、肌が傷ついてしまいます。
また、電気シェーバーは、T字カミソリに比べて肌ダメージが少ない傾向にありますが、刃の交換を怠ると、肌を引っ掻きながら毛を剃ることになるので、肌が傷つきます。

傷によりアクネ菌が増えるワケ

アクネ菌は元々皮膚に存在する細菌ですが、酸素を嫌うため毛穴の中に隠れています。そして、皮脂が過剰に分泌されて毛穴が塞がれてしまうときに、アクネ菌が増えニキビを作ります。
このようなことから、髭剃りで肌に傷がつくと、肌を守るために皮脂が分泌されるので、ニキビができやすくなるのです。

電気シェーバーがおすすめ！ ニキビを作らない髭剃り

髭剃りのときに、肌を傷つけないようにするのが、ニキビ予防の第一歩です。髭剃りをする際は、以下のことに気を付けると良いでしょう。

T字カミソリを使うときの注意点

T字カミソリを使うのであれば、髭剃り前に蒸しタオルをしたり、入浴をして髭を柔らかくしたりするといいでしょう。
また、髭剃り専用のシェービングフォームを使うことで肌ダメージを軽減することができます。

ニキビを防ぐなら電気シェーバーがおすすめ

髭を剃るときには、T字カミソリより肌を傷つけにくい電気シェーバーを使うのがおすすめです。
電気シェーバーの刃は、専用液で洗浄するか薬用ハンドソープなどを使って洗いましょう。皮脂や汚れ、を取り除き、細菌の繁殖を防ぐことができるので、ニキビ予防になります。

ニキビを徹底予防！ 髭剃り後の肌ケア

せっかく髭剃りに気を遣っても、アフターケアができていないとニキビを作る原因になります。髭剃りをした後は、しっかりとケアをするようにしましょう

髭剃り後は冷水で洗顔して、シェービングフォームや削れてしまった角質、髭をしっかり洗い流しましょう。冷水を使うのは、洗顔中に皮脂を分泌させないためです。
また、肌は乾燥すると肌を潤すために皮脂が分泌されるので、洗顔後は化粧水や乳液を使いすばやく保湿します。

髭剃りだけじゃない！ ニキビの予防法

ニキビを防ぐためには、髭剃りだけではなく生活習慣の見直しも大切です。そこでニキビの予防法をご紹介します。

健康的な肌を作る食生活でニキビ予防！

肌は新陳代謝によって生まれ変わるので、ビタミンAが豊富に含まれる鶏レバーやうなぎのかば焼きを食べると、ダメージを受けた肌の回復力を高めることができます。
また、豚レバーやマグロといったビタミンB2やB6が含まれる食材は、皮脂の分泌を抑えるのでニキビ予防に適しています。

ゴールデンタイムを利用したニキビ予防！

睡眠不足はニキビの原因となる男性ホルモンを増やします。そこで、おすすめなのが、肌を作る成長ホルモンが分泌される午後10時～午前2時のゴールデンタイムに睡眠を取ることです。
ゴールデンタイムを意識することで睡眠不足の解消と肌作りができるので、ニキビを予防することができます。

髭剃りによるニキビを予防するためにはT字カミソリや電気シェーバーを清潔に保つことと、髭を剃った後の肌ケアしっかりすることが大切です。また、顔のニキビは髭剃り以外にも原因があるので、普段から生活習慣には気を付けるようにしましょう。