毎日行っている髭剃り。髭剃りは刃物を肌に当てる行為ですから、本来であれば十分気を付けながら行わなければいけません。しかし、寝起きだったり朝の忙しい時間帯に済ませようとすると、つい手抜きをしてしまったり自己流になったりしてしまいますよね。
そこで、ここでは正しい髭の剃り方をご紹介していきます。
髭が濃い人や伸びる速度が速い人に起こりやすい青髭。青髭の改善には深剃りが効果的ですが、そのためには髭の剃り方の見直しも必要です。
もし、日常的にドライシェービングを行っているのであれば、ウェットシェービングに変えてみたり、ウェットシェービングの中でもカミソリを当てる前にきちんと肌を潤したり髭に水分を含ませたりすることが大切です。
また、肌荒れは電気シェーバーよりT字カミソリを使っている人に多くみられますが、これも正しいウェットシェービング法を行うことで改善することができます。
基本的にはT字カミソリを使う場合にはウェットシェービングを行います。ウェットシェービングは、カミソリを当てる前の下準備に時間をかけるほど綺麗に仕上がります。
(時間のないときは、③と④のみでも可)
髭を剃るときには、T字カミソリをすすぎながら、左右対称になるよう下方向に剃っていきます。
まずは、面積が広く比較的柔らかい毛が生えている頬から剃り始めます。そして、ちょうど毛が柔らかくなったタイミングで、あごや鼻の下の硬い毛を剃っていきます。髭を剃り終えたら、水で顔を洗いローションや乳液を使って肌をしっかりと整えましょう。
ドライシェービングは電気シェーバーを使う際のシェービング方法です。髭を柔らかくする準備が不要で、洗顔後にプレシェーブローションを使いヒゲを立たせてから電気シェーバーを当てます。
髭を柔らかくしないので、ウェットシェービングと異なり剃る順番を意識する必要はありません。大切なことは、下から上方向に向けて剃っていくことです。電気シェーバーはカミソリと違って、毛が硬ければ硬いほど綺麗に剃れるという特徴があります。
また、電気シェーバーの中でも、回転式シェーバーを使うときには円を描くように肌の上を滑らせながら剃っていきます。
髭剃り後は、ウェットシェービングと同様に肌を整えるようにしましょう。
ウェットシェービングでもドライシェービングでも、髭剃りを終えたら肌を整えることがとても大切です。
特にウェットシェービングでは、髭と一緒に肌も削り落としまっているので、出血のトラブルも多数あります。このようなときには、蒸しタオルで肌を温めて軟膏を塗り手当します。
出血がない場合や出血の手当後は、肌をしっかり保湿します。専用のローションを使っても問題はありませんが、保湿力の高い化粧水や乳液を準備すると、日常的に使うことができるので便利です。
また、髭剃り後の肌は敏感で紫外線に当たると、ゴワついたり肌が分厚くなってしまうので、保湿効果だけではなくUVカット効果のある化粧水や乳液を使うのもおすすめです。
正しい方法で髭を剃ると、深剃りすることができることから、青髭を防ぐことができ、肌荒れも起こりにくくなります。髭剃りによる肌ダメージは避けることが難しく、誤った方法の髭剃りを続けているとカミソリを当てることが困難な肌質になりかねないので注意が必要です。