低価格で手軽な除毛クリーム。除毛クリームは、うまく使えば肌への負担を抑えながら毛や毛穴を目立たなくすることができますが、ヒゲなど短時間で伸びてしまうような部位にはあまり効かないことがあります。
ここでは、除毛クリームの使い方やその注意点などをご紹介します。
除毛クリームは塗るだけで肌の外側に出ている毛を溶かすため、目立たなくさせることができます。使用する際は、きちんとパッチテストなどを済ませた上で、健康な肌に塗る分には手軽な方法と言えます。
除毛クリームには、クリーム状のタイプのほか、泡タイプやジェルムースのものなどがあり、使い方は製品によって異なります。肌に塗った後に洗い流すだけでよいものや、肌を専用のスポンジで擦ったり専用のヘラを使って毛を取り除くものもあります。
この手軽な除毛クリーム。カミソリ負けが起こりにくいということから肌に優しいイメージがあります。しかし、実際には良いことばかりではないのです……。
除毛クリームの多くはアルカリ性の薬剤を主成分としていますが、私たちの肌は弱酸性のために除毛クリームが肌を刺激することがあります。このことから肌に小さな傷などがあると、除毛クリームを使った瞬間に肌に焼けるような痛みが走ってしまう場合があります。
肌の弱い人には不向きですし、肌へのダメージを考えると毎日続けて使用するのもおすすめできません。
上記のように除毛クリームにはメリットとデメリットがあります。除毛クリームを使う前には、その特徴を充分に理解した上で慎重に使うようにしなければいけません。
ここでは具体的なメリット、デメリットを紹介します。
除毛クリームは、アルカリ性の薬剤であることが多いため、アレルギー反応が出る可能性もあります。また、腕や足、ワキなどには使用できますが、皮膚が敏感な部位には使用することができません。ヒゲなど1日に数ミリ伸びるような毛には、除毛クリームだけでは効かないことが多いのが難点です。
除毛クリームを使う前には必ずパッチテストを行います。パッチテストの方法は除毛クリームのパッケージや説明書に記載があるので、定められた方法で行うようにしましょう。赤みや痒みが出たり、刺激が強かった場合にはすぐに使用を止めてください。このような症状が出ているのにも関わらず、使用してしまうと特定の薬剤に対するアレルギーを発症してしまうこともあるので、注意が必要です。
また、除毛クリームの使い方の失敗でありがちなのは、決められた用量や頻度よりも多く使ってしまうことです。肌を守りながら除毛するためには、用量や頻度は必ず守らなければいけません。
除毛前後の日焼けは炎症がひどくなったり、シミになったりすることがあるので要注意。陽射しに当たるようなときには長袖などを着用するなどして日焼けを防ぐようにしましょう。
除毛クリームの使用方法を説明してきましたが、残念ながら除毛クリームも一時的に毛を目立たなくさせるだけで、持続効果を望むことはできません。やはりヒゲを綺麗に除毛したいのであれば、一時的な自己処理よりもクリニックで行う除毛が効果的と言えるでしょう。