レーザー脱毛や光脱毛を行った後に毛が太くなったり、増えてしまったりしたら、それは
硬毛化や多毛化が起きているのかもしれません。脱毛処理において、なぜこのようなトラブルが起こるのでしょうか。ここでは、硬毛化や多毛化の原因と対策についてご紹介します。
硬毛化と多毛化は脱毛後に起こることがある、毛に関するトラブルです。
硬毛化は、漢字のイメージから硬い毛と思われがちですが、実際は産毛のような細く目立ちにくい毛が、脱毛後に太く目立ちやすい毛に変わってしまう現象のことを言います。
多毛化は、脱毛後に脱毛前よりも多く毛が生えてしまうことです。毛穴の数は脱毛前後で変わることはありませんが、ひとつの毛穴から複数の毛が生えることで、毛が多くなったように感じると言われています。
残念なことに硬毛化や多毛化の原因は、まだはっきりと分かっていません。とはいえ、近年多くの医師が有力であろうと考えている要因があるのでご紹介します。
硬毛化も多毛化も、レーザー脱毛や光脱毛を行った際の熱量の加減に原因があると考えられています。レーザー脱毛や光脱毛は熱の力によって毛根を破壊し、毛を生えないようにしますが、この熱の力加減によっては毛根を刺激して、活性化させてしまうのです。
この結果、脱毛後は毛が太くなったり、またある部分では量が増えたりといった現象が起きると言われています。
硬毛化も多毛化も、産毛が多くある部位で起こりやすくなります。
産毛の生える場所は性別や個人差によっても異なりますが、例えば顔であれば、髭のような太い毛が生えやすい口周りや頬、眉以外の場所である、耳の下から首の後ろ、肩から肘までの間、背中の上部、手の甲などが該当します。
逆に、髭の生えている部分や眉、ワキ、膝下のように毛量が多く太さもあるような部分では、硬毛化や多毛化は起こりにくい傾向にあるようです。
一度硬毛化や多毛化を起こしてしまった場合も、脱毛を続けるうちに毛根が破壊され、減少することがあります。特にクリニックのレーザー脱毛であれば高い出力で処理することができるので、より綺麗に処理することが期待できます。
クリニックでの脱毛を検討するのであれば、あらかじめ硬毛化や多毛化が起きたときの対応を確認しておくと安心です。